ことしのノーベル化学賞の受賞者に選ばれた北海道大学の鈴木章名誉教授を祝う会が２５日、北海道大学で開かれました。
祝う会は２５日から北海道大学で始まった学術イベントの一環として開かれ、学生や研究者など３００人余りが集まりました。この中で、鈴木さんと同じ有機化学を研究している北海道大学大学院の学生が「先生の研究を受け継ぐものとして誇らしい気持ちでいっぱいです。先生のように洞察力をつけて研究に精進していきたい」とお祝いのことばを述べ、花束が贈られました。会のあと鈴木さんは「化学の勉強を始めたこの大学で、若い研究者や学生たちの祝福を受け感激しています。これから若い学生たちがしっかり勉強して未来に貢献するような研究をしてほしい」と話していました。鈴木さんは、今月６日にノーベル化学賞に選ばれてから報道機関からの取材や授賞式の準備などで忙しい毎日を送っているということです。北海道大学では年明け以降に鈴木さんの講演会を計画しています。
